友人同士やカップル、または新婚旅行や仕事で海外に行く機会は意外と多いのではないのでしょうか。
なかには準備万全だったにもかかわらず、出発当日になって肝心の海外旅行保険の申し込みを忘れていたなんてこともあります。
当日だからと海外旅行保険を契約せずに出発したことで、
大きなトラブルに見舞われても補償が受けられずに、せっかくの旅行が台無しになるリスクも否定できません。
むしろ海外は国内ように治安が良くないのでトラブルに遭遇するリスクは高いほうです。
そこで今回は海外旅行保険には当日加入できるかについてここでは解説していきます。
海外旅行保険の必要性と心強い補償内容
海外旅行保険を当日加入できるかの前に、契約の必要性からみていきましょう。
まず、海外旅行保険に加入し忘れた場合、今回は大丈夫かとそのまま未加入のまま渡航してしまうのは危険です。
日本はまだまだ海外と比較して治安が良いことからイメージが湧かない人も多いかもしれませんが、トラブルに巻き込まれるケースが多いのが現実。
実際、2015年に損害保険会社のジェイアイ傷害火災保険が行った調査によると、海外旅行保険の補償対象となる事件・事故に遭遇する確率は3.6%と、実に28人に1人の割合でトラブルに見舞われています。
また、トラブルの割合をみてみると「治療・救援費用」が最も多く、そのあとに「携行品損害」「旅行事故救急費用」と続いており、これだけで合計95.4%を占める結果となっています。
治療・救援費用 | 49.0% |
携行品損害 | 32.5% |
旅行事故緊急費用 | 13.9% |
旅行中断・キャンセル | 2.6% |
個人賠償責任 | 1.2% |
その他 | 0.8% |
※保険金支払件数ベース
では、海外旅行保険に加入しておけば主にどんな補償が受けられるかを個別に見ていきましょう。
治療・救援費用
治療費用は、病気やケガにより渡航先の病院等で医師の治療を受けた場合にかかった費用を補償します。
また、救援費用は、渡航先で誘拐または遭難等の行方不明になった場合等に生じた捜索費、医療費、死亡補償、並びに家族が駆けつける渡航費などが補償されます。
国外では日本のように公的な医療保障が受けられないので、1000万円を超える医療費が生じることも珍しくありません。
よって、補償金額を設定する場合は、高額にしておくことがおすすめです。
携行品損害
携行品損害は、バッグや時計、カメラなどの所持品が盗難にあったり、
火災などの偶発な事故等により損傷した場合に持ち物1個、1組または1対当たり一定の保険金額を限度として、時価または修理費用のいずれか低い金額を補償します。
ヨーロッパやアジアをはじめリゾート地や観光地でも海外では置き引きやスリの犯罪が多く、短期間の旅行でも被害に遭う可能性が高いです。
ただし、現金やクレジットカードなど補償対象外の項目も多く設けられているので、事前に確認しておきましょう。
航空機遅延費用・航空機寄託手荷物遅延
航空機遅延費用は、搭乗する予定だった飛行機が遅延・欠航・運休などにあった場合、宿泊料や交通費などを補償してもらえます。
いっぽう、航空機寄託手荷物遅延は、航空会社に預けた手荷物が一定時間を超えても届かなかった場合、やむを得ず購入が必要となった身の回り品の費用を補償してくれます。
海外の場合、航空機遅延や手荷物遅延のトラブルに遭遇する確率は意外と高いので、こちらもあると嬉しい補償内容です。
死亡(傷害・疾病)・傷害後遺障害補償
海外滞在中に起きた事故等によるケガや病気により死亡またはケガによる後遺障害が生じた場合、保険金を受け取ることが可能です。
生命保険に加入しているから海外旅行の死亡保険は不要だと思うかもしれませんが、渡航先で死亡した場合は遺体処理費用や搬送費用に加えて現地での死亡証明書等の手続きが必要となり意外とお金がかかります。
数百万円の費用が生じることも珍しくなく、なかには1000万円かかったという人も。
遺体の処置や搬送に関する費用は救援者費用から支給されるケースも多いですが、限度額が設けられている商品も多く、不足額が生じないように死亡補償も付けておいたおいたほうが安心です。
賠償責任
賠償責任は、海外へ旅行や出張中に他人の物を壊したり、ケガさせたりした場合に損害賠償金や訴訟費用等を補償してもらえます。
レンタル品も補償対象となっていることが多いのが魅力。
以上が海外旅行保険の主な補償内容となります。
どんなに自己管理を徹底したとしても、病気や事故並びに事件に遭うリスクをゼロにすることは不可能です。
格安・激安な海外旅行プランも数多く存在する昨今、旅費を抑えようと海外旅行保険まで節約してしまうのは危険。
トラブルに遭った場合は高額な費用負担が生じる確率が高く、外務省からも海外旅行保険への加入が推奨されているほど重要であると思っておいて下さい。
空港でも加入できる?当日申し込みの可能性
海外旅行保険を当日になって契約することは可能かどうかについて、答えはイエスです。
したがって、海外旅行保険に加入していないと当日になって気づいた場合もあせらず、落ち着いて契約手続きを行いましょう。
ちなみに当日に申し込みを行う方法としては、「空港カウンター」「空港自動引受機」「インターネット経由」の3種類があります。
空港カウンター
国際線が乗り入れる国内主要空港であれば、保険専用のカウンターが設置されています。
3種類の中で唯一、対人販売のため、担当のスタッフに質問や相談を行いながら加入できるのが魅力。
渡航先やスケジュールに合わせて最適な保険設計が行えます。
成田国際空港の設置カウンター
保険会社 | 第1 ターミナル |
第2 ターミナル |
第3 ターミナル |
---|---|---|---|
東京海上 日動火災 保険 |
北4F(出発)、 南4F (出発) |
本館3F (出発) |
本館2F |
AIG損保 | 北4F(出発)、 南4F (出発) |
本館3F (出発) |
ー |
損保ジャパン |
南4F (出発) | 本館3F (出発) |
ー |
空港自動引受機
主要国際空港には、保険カウンターのほかにも自動引受機が設置されており、当日も手軽に加入手続きが可能です。
ATMのような機器で、出国手続き後のエリアにも設置されているので当日加入の最終手段となります。
成田国際空港の自動引受機
保険会社 | 第1 ターミナル |
第2 ターミナル |
第3 ターミナル |
---|---|---|---|
損保 ジャパン |
北3F (第1サテライト) 第3サテライト3F 第5サテライト3F |
本館3F サテライト3F(北側) |
ー |
東京海上 日動火災保険 |
北3F (第1サテライト) 北3F (第2サテライト) 第3サテライト3F 第5サテライト3F |
本館3F サテライト3F(北側) |
本館3F |
AIG損保 | 成田空港ホームページ参照 |
成田空港ホームページ参照 | ー |
インターネット経由
パソコンやスマホなどネット環境があれば、海外旅行保険の各公式サイトからオンライン上で申し込みが行えます。
ネットなら場所や時間を選ばず手続きが行えて便利です。
ただし、ネットの場合は「出国前」までに申し込む必要があり、
出国前に契約する必要がございます。
当日加入OKな人気海外旅行保険を徹底比較
海外旅行保険は当日加入が多いため、どの商品が良いのか判断に迷いがち。
そこで今回は、口コミ評価も含めておすすめの海外旅行保険をランキングで紹介したいと思います。
海外旅行保険を比較
今回は、渡航先がハワイで5泊7日間旅行する場合の保険料を基に各社比較しています。
商品名/保険会社 | 保険料 | 申し込み方法 |
---|---|---|
新・海外旅行保険off(オフ) (損保ジャパン) |
2,870円 | インターネット、 保険代理店、 保険カウンター、 自動引受機 |
たびとも (エイチ・エス損保) |
2,610円 | インターネット |
t@biho たびほ (ジェイアイ傷害火災) |
2,750円 | インターネット |
海外旅行保険 (AIG損害保険) |
7,440円 | インターネット、 保険代理店、 保険カウンター、 自動引受機 |
この比較表示には、保険商品内容の全てが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。 また、必ず「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。
当日加入可能!おすすめランキング
1位:損保ジャパン「新・海外旅行保険off!(オフ)」
損害保険大手の損保ジャパンが扱う海外旅行保険はoff(オフ)は、累計利用者数1000万人をこえる人気の高さを誇ります。
2018年のオリコン顧客満足度では海外旅行保険部門で6年連続1位を獲得。
2016年のトリップアドバイザーでは旅行者のお気に入りの海外旅行保険でも1位に選ばれるなど海外旅行保険選びで迷ったらoffで問題ありません。
新・海外旅行保険off!は申し込み方法もネットだけでなく、空港カウンター、保険販売機と選択肢が多いのも魅力です。
2位:ジェイアイ傷害火災「tabihoたびほ」
大手旅行代理店JTBと大手損保会社AIGの合弁企業である、ジェイアイ傷害火災はリピータ割引があるので、
海外に行く機会が多い人ほど保険料がお得になる海外旅行保険です。
スマートフォンも補償してくれる携行品損害は自己負担なしなので魅力。
年間100万人を超える販売実績と、顧客満足度91.9%が信頼の証です。
3位:エイチ・エス損保「たびとも」
エイチ・エス損保は大手格安旅行会社HIS系列の保険会社で、ネット申し込み限定の海外旅行保険を提供しています。
保険料が安いため人気が高く、世界50カ国以上からもスマホ専用サプリでダイレクトにサポートセンターと無料でつながるから現地でのトラブル被害も安心。
保険料負担を抑えたい人に最適な海外旅行保険です。
迷ったら保険のプロに相談を
上記の比較やランキングを見ても海外旅行保険に迷ったら、プロの保険代理店に相談することをおすすめ。
複雑な保険商品はプロ目線で比較および設計してもらうほうが、過不足なく補償をつけられるので安心です。
弊社も東京都世田谷区にある複合代理店として、多くの保険会社の海外旅行保険を取り扱っており、豊富な実績とノウハウをもとにお客様一人ひとりに最適な商品を提案しています。
補償内容から各商品の特長までシンプルにまとめているので、一度参考にしてみてはいかがでしょうか。
不明点がある場合は、メールまたはお電話にてお問合せ頂ければと思います。
夏休みなどの長期休暇を利用した子供連れの家族旅行から学生旅行、ビジネス、留学生などそれぞれのニーズに目的やニーズに合わせたプランを提案させていただきます。