海外旅行保険とは?

海外旅行保険とは?

リスクマネジメント事業・損害保険代理店・生命保険代理店の株式会社NCI【エヌシーアイ】

海外旅行保険とは?
海外旅行保険とは?

海外に行けば、自分では気をつけていても水や食事が合わずに体調を崩してしまったり、持ち物を盗まれてしまうなどのトラブルが発生するリスクはついて回ります。

そうした不測の事態に備えるのが海外旅行保険。渡航する国によっては、海外旅行保険への加入を義務づけているところもあります。

この記事では、海外旅行保険とはどんな役割をもつものかを解説し、短期旅行や短期留学を計画している方におすすめのプランも紹介しています。

短期であっても旅行や留学を充実したものにするために、海外旅行保険の補償内容と適用条件を知って、忘れずに加入するようにしましょう。

海外旅行保険とは?

海外旅行保険とは

海外旅行保険は、国外へ観光旅行や出張、駐在、留学などで渡航した際に、病気・ケガ、盗難などのトラブルで発生した損害を補償するのが役割です。

海外で病気になったときは日本の健康保険(国民健康保険)は使えません。

また、保険会社の医療保険に任意加入していれば海外で発生した病気やケガにも適用されますが、海外旅行保険に比べると保険金は低額になります。

短期旅行や短期留学でも海外旅行保険は必要

海外旅行保険は、保険期間(海外旅行ために自宅を出発した時点から旅行日程を終えて自宅に帰着するまで)や、渡航目的に合わせてプランを選ぶことができ、さらに自分にとって必要なオプション(特約)を付加することもできます。

保険期間は1日~15日以内、1か月(31日)、3か月(90日)、6か月、1年、最長2年まであり、基本は3か月です。

たった数日の短期旅行だからと海外旅行保険に加入せずに渡航し、旅行2日目に現地で事故に遭遇して高額な医療費を請求されたという事例もあります。

長期・短期にかかわらず、予想外のアクシデントに備えて海外旅行保険への加入は必須です。

渡航先でコロナに感染したときは他の病気と同様の補償を受けられる

新型コロナウィルス感染症は、感染力や重症化率が低下したことから2023年5月8日付で法律上「5類」に引き下げられました。

それから1か月以上経ちましたが、ウィルスそのものが消えたわけではないので安心はできません。

万一渡航先で感染した場合は、海外旅行保険の補償対象となります。5類に移行してからコロナ感染症は「疾病」に含まれ、他の病気と同様に「治療費」「救援費用」「疾病死亡」の3項目が適用されることになりました(次項の「海外旅行保険の基本的な補償内容」を参照)。

海外旅行保険の基本的な補償内容

海外旅行保険の基本的な補償内容

海外旅行保険の基本的なパッケージプランには、下記の4種類の補償が組み込まれています。

1.自分のケガや病気に対する補償

旅行中に発生したケガや病気によって死亡した場合や、病院にかかって治療費が発生した場合には、下記のような補償が適用されます。

治療費用:①海外旅行中に病気やケガをし、医師の治療を受けた場合。②海外旅行中または旅行期間終了後72時間以内に発症した疾病で、旅行期間終了後72時間経過するまでに治療を開始した場合。※新型コロナウィルス感染症もこれに含まれる。

傷害死亡:海外旅行中の偶然な事故によるケガが原因で亡くなった場合、または事故発生日から180日(6か月)以内に死亡した場合。

傷害後遺障害:海外旅行中の偶然な事故によるケガが原因で、事故発生日から180日以内に後遺障害が生じた場合。

疾病死亡:①海外旅行中に病気で死亡した場合。②海外旅行中または旅行期間終了後72時間以内に発病し、旅行期間終了後72時間経過するまでに医師の治療を開始し、30日以内に死亡した場合。※新型コロナウィルス感染症もこれに含まれる。

救援者費用:①海外旅行中の病気やケガで死亡または3日以上継続して入院し、家族が現地に駆けつけるために負担した航空費や宿泊費などを補償。②航空機の遭難などで生死不明になった場合の捜索費・救助費・移送費など。死亡してしまった場合は日本へ遺体搬送する費用も補償。※新型コロナウィルス感染症もこれに含まれる。

2.自分の携行品に対する補償

携行品損害補償も補償内容として含まれています。

携行品損害

旅行中に自分が所持している携行品や、他人から無償で借りている携行品について、盗難や火災などの偶発的な事故が原因で損害を受けた場合。

ただし、現金、クレジットカード、電子マネー、スマホ、ノートパソコン、コンタクトレンズ、義歯などは補償の対象外です。

3.第三者に損害を与えた際の補償

第三者から請求される法律上の損害賠償責任にも備えることができます。

賠償責任

第三者や、第三者の物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を請求された場合。

たとえば、空港でエスカレーターに乗っているとき自分のスーツケースを落として後ろの人にケガをさせてしまったときや、ショッピング中に誤って商品を壊してしまったときなどは、相手から損害賠償を求められることがあります。海外に行く際は自分の損害だけでなく、他人に対する損害にもリスク対策をしておくことは非常に重要です。

4.航空機のトラブルによる損失の補償

航空便が遅れてしまったり、空港で預けた荷物が目的地に届かないというトラブルにも備えることが可能です。

航空機遅延費用補償

搭乗便の欠航や遅延などによって宿泊費・飲食代が発生し、自己負担した費用

航空機寄託手荷物遅延等費用補償

航空会社に預けた荷物が目的地に到着しないため、やむを得ず身の回り品を購入した場合の費用

なお、保険会社によって補償内容や適用条件が異なる場合があるので、加入する際は事前に確認するようにしてください。

現地で治療を受けるときはキャッシュレス・メディカル・スサービスを受けられる

現地で治療を受けるときはキャッシュレス・メディカル・スサービスを受けられる

海外の医療機関で治療を受けたときは、自分で治療費を立て替えて支払い、後日、保険会社へ請求するという流れが基本でした。

最近ではほとんどの保険会社が立て替え不要で治療を受けられる「キャッシュレス・メディカル・サービス」を提供しています。

キャッシュレス・メディカル・サービスでは、治療費は医療機関から直接保険会社に請求する仕組みになっています。

海外で病気やケガをすれば治療費がいくらかかるか不安になりますが、その場で立て替える必要がない分、安心して治療を受けることができます。

ただし、キャッシュレス・メディカル・サービスを受けられるのは保険会社との提携病院に限られます。どの病院でも対応しているわけではないので、事前に保険会社のアシスタンスサービスに相談して、最寄りの提携病院を紹介してもらう必要があります。

アシスタンスサービスとは、日本語で対応している緊急時の相談窓口で、各保険会社に設置されています。

24時間365日対応していますから、時差を気にすることなく、いつでも、国交のある国ならどこからでも相談することが可能です。

海外旅行保険に加入できないケースがある?

海外旅行保険に加入できないケースがある

海外旅行保険に加入を希望する人自身に高いリスクがある場合は、保険会社は加入を拒否することがあります。具体的には下記のようなケースが該当します。

  • 現在、病気やケガで医師の治療を受けている場合
  • 渡航先でスカイダイビングやハンググライダー、厳しい気象条件下での山岳登攀など、危険なスポーツを行う場合

保険に加入するときは、現在の健康状態、既往症や持病の有無、現地での危険な運動の有無などについて回答する「告知書」の提出を求められます。

加入を拒否されたくないからと虚偽の告知をすると、いざというときに告知義務違反で保険金を受け取れなくなりますから、正直に記入しなければいけません。

クレジットカード付帯の旅行保険との違いとは?

クレジットカード付帯の旅行保険との違いとは

クレジットカードに付帯されている海外旅行保険もあります。

同じクレジットカードでもランクによって海外旅行保険の補償内容が異なるため、ここでは一般的なクレジットカード付帯の海外旅行保険と保険会社で加入する海外旅行保険の違いについて見ていきましょう。

適用条件の違い

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、自動付帯と利用付帯の2つのタイプがあります。

自動付帯は、カードを持っていれば無条件で海外旅行保険が有効になるもの。

利用付帯は、ツアー旅行の代金または自宅から空港まで利用した公共の交通機関の料金をカードで支払った場合に有効という条件つきのものです。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する場合は、自動付帯か利用付帯かを確認する必要があります。

一方、保険会社の海外旅行保険は、保険料を支払って契約を完了させておけば、保険期間開始日から補償が適用されるものです。

保険金額の違い

クレジットカード付帯の海外旅行保険では、支払われる保険金額があらかじめ設定されており、限度額を増やせないことがほとんど。

また、治療費の限度額も100万~300万円程度で、保険会社の海外旅行保険よりも低い金額となっています。

海外での医療費は日本より高額になる傾向にあり、クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは自己負担額が発生してしまうことは十分に考えられます。

それに対して保険会社の海外旅行保険は、保険金額の限度額を選ぶことが可能です。補償をより充実させたい場合は保険会社のプランに加入するほうが安心です。

保険料の違い

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、保険料は無料です。

また、保険期間も3か月(90日)に設定されているものがほとんどなので、長期滞在でなければ十分カバーすることが可能です。

一方、保険会社の海外旅行保険は、保険期間に応じて保険料が設定され、長期になるほど保険料も高額になります。

保険料をできるだけ安く抑えたいという方は、各保険会社から見積りを取って比較検討するといいでしょう。保険料の見積りや資料請求はインターネットで行うことができます。

1か月以内の短期旅行や短期留学におすすめのプラン

1か月以内の短期旅行や短期留学におすすめのプラン

滞在期間が3か月以上になる駐在や留学、ワーキングホリデーなどの場合は、日常生活上のリスクに備える必要があるため、それぞれ専用の保険に加入することをおすすめします。

滞在期間が1か月以内の短期旅行や短期留学であれば、1日の保険期間から加入できる一般的な海外旅行保険のほうが適しています。

AIG損保の「インフィニティプラン」は医療費の補償が無制限

AIG損保の「インフィニティプラン」は、観光旅行だけでなく短期留学が目的の場合も加入することができます。

インフィニティプランの最大の特長は、治療・救援費の補償が無制限であることです。仮に大ケガをして高度な手術・治療を受け、1か月入院し、家族3人が駆け付けて総額5千万円かかったとしても全額補償されるため、自己負担は0円です。

歯痛や持病、妊娠初期の異常にも対応

さらに、保険期間が31日以内の契約であれば、下記の治療費も補償されます。

緊急歯科治療費:海外旅行中に歯が痛くなった場合の歯科治療費。虫歯の根本的な治療ではなく、痛み・苦痛を緩和するための応急治療です。

疾病応急治療:旅行前から医師の治療を受けている病気が、急に悪化して現地で治療を受けたという場合も治療費が補償されます。

妊娠初期の異常:子宮外妊娠や流産など妊娠初期に起こる異常も補償対象となります(妊娠22週以降は対象外)。

医療費が特に高いアメリカやカナダ、医療費が年々高騰しているアジア圏に留学する方は、AIG損保のインフィニティプランへの加入を検討してみるといいでしょう。

AIG損保の商品詳細はこちら

【まとめ】短期の海外旅行保険で迷ったときはNCI(エヌシーアイ)にお問い合わせを!

【まとめ】短期の海外旅行保険で迷ったときはNCI(エヌシーアイ)にお問い合わせを

海外旅行保険の役割について見てきましたが、簡潔にポイントをまとめると下記のようになります。

  • 海外旅行保険とは、旅行中のケガ・病気の治療、自分の携行品に対する損害、他者に対する損害、航空便の遅延などに備えることが可能。
  • クレジットカードに付帯されている海外旅行保険もあるが、適用条件や補償内容の充実度をよく確認する必要がある。
  • 1か月以内の短期留学をする際は、留学保険より一般的な海外旅行保険のほうが適している。

短期旅行や短期留学を計画中で、いくつかの海外旅行保険を比較してみたけれど、どこがいいか選び方がわからないという方は「株式会社NCI(エヌシーアイ)」に気軽にお問い合わせください。

海外旅行についての知識と経験豊富なスタッフがあなたに最適なプランを提案し、より安全な旅行になるようサポートいたします。

ページトップへ
エヌシーアイ 東京都世田谷区世田谷4-7-6
セイフピア3階